利用頻度の高い格安航空ジェットスターにて、わたしたちはほとんど毎回「非常口席」を手配する。その席は「エクストラ・レッグルーム・シート」というやつで、スタンダードな座席に比べて足元が広くなっており、搭乗の順番も優先してもらえる席だ。
ただし、非常口席というからには「離着陸時は手荷物を全て上に収納する」「幼児を連れてない/妊娠してない/介助が必要でない」などいくつか条件があり、基本は全く問題ないのだが、唯一…
非常時に重さ15kgの非常口ドアに手が届き、ドアを開け、持ち上げて取り外せること。
これよ、これ。毎回これが気になっているわけ。わたしは万が一有事の際、15キロの非常ドアをひとりで取り外すことができるのか…?!
ベンチプレス、両手で10キロレベルだけども…?!
しかしそれを試す術はなく、そしてそんな有事が一生のうちに起きる割合は、ほとんど0だ。ありがたいことに。
いや、やるよ、わたしはやれる。いざってときの、汗だくで焦点が定まらないさまには、かなり定評がある。おまかせあれ。
それではみなさん、快適な空の旅を。