この言葉が好きでたまらない。井伏鱒二が訳した漢詩の翻訳の一文「さよならだけが人生だ」。
実際の漢文は「人生足別離」だという。これを「さよならだけが人生だ」と訳すそのセンス!。。。っ!!くやしい。かっこいい。わたしが言いたかった。無理だけどさ。ちぇ。
この一文を知ったとき、なんだっけこの感情、既視感あるぞ?とおもってうんうん思い返すとそれは、三島由紀夫の「潮騒」で、わたしの心をぶっさしたあの最後の一文であった。意味はぜんぜん違うけど、とにかくそこには真理がある(見えないとしても)と思わずにはいられない点で共通している。
ほら、読み手の解釈は自由だから。
本読みたい。