死の匂い

on Nov 27, 2016 / in 思考

iPhone 6s

そのむかし、わたしがまだ小学生だった頃、近所で遺体発見の騒ぎがあった。実家の何軒か向こうにあった塀の高い家、その家の主人が死んで何日も放置されていたという。わたしは、その家が面した道を抜けたところにある友達の家によく通っていた。そうした騒ぎがあったときも、その道を通っていたように思う。

そしてある日嗅いだのは、「死」の匂い。強烈な消毒のような、なまったるい匂い。茶色の曇ったような湿った匂い。

たぶん、そのとき嗅いだのは、遺体を運び出してからいろいろ処理したあとの「後始末」の匂いだった、と大人になってから気づいたが、しかしわたしは長いことそれを「人が死んだときの匂い」だと思って過ごしてた。

ここ数日、何きっかけなのか甚だ謎だが、頭の中でその匂いを思い出している。実際に匂ってもないのに、匂いを思い出せるってどういう仕組みなんだ、やっぱ脳ってすごいわ、と人間の神秘に思いを馳せている。唐突に。

Recent Posts

NEW on Jun 18, 2017

たまにいく星野珈琲...

RICOH GR ごくたまに。...

NEW on Jun 12, 2017

地に足ついた猫愛が参考になる良書。「二度...

RICOH GR うちの実家にいた二匹の猫は、ほとんど母上が飼っていたようなもの...

NEW on Jun 12, 2017

縮毛矯正してデジパ...

iPhone 6s ヘアケアめんどくさい梅雨がやってきましたよもー本当みなさんお...

NEW on Jun 11, 2017

美肌まっしぐら。SABON(サボン)のス...

iPhone 6s SABONといえば、なんといってもボディスクラブ。あのスクラ...

NEW on Jun 10, 2017

お腹下しの真の恐怖は...

iPhone 6s 突然の腹痛に見舞われたのは、そろそろ会社を出ようかという20...

NEW on Jun 6, 2017

草間彌生氏の水玉かぼちゃが浮かぶGINZ...

iPhone 6s 2017年4月。銀座に大きな商業施設がオープンしておりました...

Similar posts

みんな同じ感傷

地に足ついた猫愛が参考になる良書。「二度と後悔しないネコの飼い方」を読んだ

唯一の人

今日の終わり

ぬるま湯新幹線

まじかよ10年目で9周年

スーツと鳩

カリオストロの城のクラリスに学ぶ

魔性な冬の赤

情緒の写真

もしかして神

ドレスコーズの「Ghost(ゴースト)」を聞いてるんだベイベー