とんでもなく頭痛がきてる。以前からあったような気もするが、いやどうにも尋常でない気がする。気だけのような気もする。とにかく気がしまくっている。もうまったく仕事が手につかないので、この世の終わりみたいなテンションで早退し、脳外科を受診した。
「お話を伺っている感じですと、偏頭痛というよりは、緊張型の頭痛のようですね」。「天気や生理周期も関係ある気がする」とわたしが言うと、先生は「気圧やホルモンバランスに影響を受けやすいのは偏頭痛なんですけどねえ」と。どっちやねん。続けて「MRIとってみます？怖い頭痛かどうかを調べておくこともできますよ」と言った。
はーん！えむあーるあい！よく見るあの脳の断面図のやつ！！！
「そ、そ、それ、今日やってもらえるんですか？」「ちょっとお待ちくださいねー、えーと15:20なら空いてますね、どうします？」「お、お、おおおおねがいします！！！！！！」食い気味で、人生初のMRIを受けることになった。
受けるとは言ったが、待て。こ、怖い。
あの近未来的なようわからんでっかい箱に、20-30分くらい入るっていうじゃないか。そんなところに拘束されてたら、閉所恐怖症でもないわたしだって発狂するかもしれないんじゃないの！？鼻水たれてきても身動きできないんじゃないの！？
そんな過度な恐怖心への自己防衛なのか、自分の番号が呼ばれるまで、わたしは待合室で結構しっかり寝ていた。いびきをかく勢いで。すごくない？おまえ余裕やん。自ら人間の神秘を垣間見たよね。
で、MRI。恐怖の閉所と思い込んでいたけど、ぜんぜん密閉じゃなかったよかった。横になり、ヘッドホンから流れる轟音の、びーびーびーとか、ががががががとか、どんどんどんどんみたいな音に、わたしは終始うすら笑っていたような気がする。眠気のせいだと思いたい。
でまあ、結果としてね。
何もなかったわけですけどね！はっはっは！健康じゃん！！！
これ以降、月に数回頭痛に悩まされる日もあるが、わたしは元気にロキソニンを飲んでおります。ケミカル万歳！
