Aug 15, 2016 | in ライフスタイル | by fly-g

ノスタルジーの沼

実家の弟の部屋には、後世まで受け継ぐ本棚、とわたしが勝手に呼んでる書物スペースがあり、そこには過去幾多のブックオフ追放も華麗に免れる、きっと一生手放さないだろう本たちが並んでる。王道路線でいえばアキラやナウシカ、マイナー路線でいえばカメラ目線になる前の盗撮レベルのStreet(雑誌)の束、などである。

1年のうちの数回、実家に帰るたびにそれらを眺めることがあると、わたしの精神は完全にタイムトリップし、ノスタルジーの沼に足を取られてしばらく出られない。その沼につかりながら、風に吹かれる夏のなんと気持ちの良いことよ。ここ数年の現実の記憶はすべて夢だったのかもしれないと思うほどに、潔く沼にはまっていくのであった。