Jun 15, 2016 | in 思考 | by fly-g

揺蕩った日の音楽

いつぞやわたしは会社を転職したのだが、その辞める/辞めないしていた少しの時間に、寝ても冷めてもサカナクションを聴いていた。

特に「アイデンティティ」の

どうして
時が経って
時が経って
そう僕は気がついたんだろう?

が身にしみすぎて、そんな奴はごまんといるのだろうよ、とサカナクションを尊敬する。

甘くて尖って、神経にまで届いて麻痺して朦朧として、波に揺蕩うその間、まるで夢を見ていたみたいなむし暑い日に、あの階段を降りていく様をじんわり思い出すのだった。