Apr 12, 2016 | in | by fly-g

手練手管の猫

お、来たね?と言わんばかりにおもむろに立ち上がり、わたしの前をゆっくり通り過ぎると、ほんの少し先でぽよんと寝転がってしばらく撫でさせたうえ、それを何度か繰り返した後ふいにごはんを食べに行き、そのまま振り返りもしない。なんという手練手管。わたしなんてイチコロ、完全に手中の思うがままよ。