世界を知らない

Apr 23, 2016 | not category

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今日も楽しかった、今日も失敗した、ああすれば良かった、ああ言えばよかった、それから何もしなかった、と毎日思うけど、わたしはなんて幸せなんだ。そして世界を知らない。

例えばわたしが野良猫だったなら、それとも雀だったなら、いやいや虫だったなら、木の枝だったら、風だったなら、きっと人間がうらやましくてたまらない。一度でいいから人間にしてほしいと、心の底から願ったはずだ。

そうして叶った末に、わたしはいまここにいるのかもしれない。なんて幸せなんだ。忘れたくない。ずっと忘れたくない。死ぬまでずっと、いまの気持ちを忘れたくない。それなのに、記憶は波に揺られ遥か彼方まで流されて、誰にも見つからずにひっそりと、たまにその片鱗だけが浮かび上がってきても、それがなんだったかすら思い出せないほど遠くへ行ってしまう。これまでもずっとそうだった。

でも本当は、世界を知らない。

思春期ばりに夜更しをしている夜のBGMはこれ。泣いているのはナルシシズムのせいだよ。自己陶酔。

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